レイヤーフォーム・ラベル多層ラベル加工

技術

多層ラベルの技術

材料、部分糊の設計、印刷、打抜き、検査——積層ラベルが充填ライン、コールドチェーン、そして顧客の指先に耐えられるかを決める要素です。

層構造の解剖

多層ラベルの中身は何が積まれているのか

多層ラベルは「めくれるシール」ではなく、積層材そのものです。印刷面、ヒンジ、バリア層、部分糊、剥離面——各層に役割があり、一層でも選定を誤ると充填ラインや現場で剥離します。

オーバーラミネート 01

オーバーラミネート

摩擦・アルコール拭き・紫外線を受け止め、下の印刷面を守ります。

主な材料
28µ 光沢/マットBOPP、23µ PET、ソフトタッチフィルム
厚み
23–38 µm
起こりやすい不具合

めくり式で省略すると、2回開閉しただけで折り目が白く擦れます。

表面層(印刷面) 02

表面層(印刷面)

棚で見える面。ブランドデザイン、バーコード、めくり位置の表示を担います。

主な材料
白BOPP、透明PP、セミグロス紙、蒸着PET
厚み
50–80 µm
起こりやすい不具合

透明表面層を印刷済みの下層に重ねる場合は白ベタが必須。ないと下の面が透けます。

ヒンジ/パターン糊 03

ヒンジ/パターン糊

構造の要。糊殺し帯で折り返しを閉じ、それ以外は非粘着にしてきれいに開閉できるようにします。

主な材料
パターン塗工アクリル糊、糊殺しニス、シリコン離型ストライプ
厚み
18–25 g/m²
起こりやすい不具合

糊殺し幅を誤ると、パレット上で勝手に開くか、店頭で全く開かないかのどちらかになります。

内面パネル 04

内面パネル

この構造を選ぶ理由そのもの。追加言語、用量表、クーポンコード、成分表示、SDSへのQRなど。

主な材料
50µ 白PP、60g インディアペーパー(ブックレット)、合成紙
厚み
1面あたり 50–120 µm
起こりやすい不具合

インディアペーパーは面数を稼げますが、冷蔵ケースに入る製品では破れます。その場合は合成紙へ。

ベース層/強粘着 05

ベース層/強粘着

製品の寿命いっぱい容器に貼り付いている層。結露、冷凍、宅配時の擦れに耐える必要があります。

主な材料
汎用アクリル、耐湿強粘、冷凍対応、再剥離
厚み
18–25 g/m²
起こりやすい不具合

HDPEボトルと再生PETボトルは表面自由エネルギーが大きく違い、同じ糊では両方に効きません。

剥離ライナー 06

剥離ライナー

包装ゴミではなく精密部品です。抜き深さ、ラベル供給速度、毎分300本での立ち上がりを左右します。

主な材料
グラシン60g、PET 23µ(高速機用)、薄物ライナー40g
厚み
23–65 µm
起こりやすい不具合

華南の夏はグラシンが吸湿して寸法が動きます。見当精度が要る場合はPETライナーへ。

見積依頼

データを送ってください。抜き型図をお返しします。

面数、貼る容器、販売市場をお知らせください。通常1営業日以内に、構造図・材料提案・価格をお返しします。

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